Absolute Reasonパックは、収録されている5曲の中で4曲が問題児というイカレタ楽曲パックである。
パック全体の難易度はかなり高く、しかも印象に残る特殊な作りの譜面が揃っている。
「Arcaeaってこんな譜面作れるんだ」という驚きと同時に、譜面製作者のプレイヤーに対する殺意が向上している様子も肌で感じることができる。
「認識難」・「アークノート特化」・「高速高密度」・「指が死ぬ同時押しラッシュ」という様々な傾向の譜面が収録されいていて、色んな殺され方をとても楽しめるだろう。
難易度の高い譜面ばかりであるが、叩ける実力があるのなら非常に楽しい譜面ばかり。
実力者ならば、とてもオススメなパックである。
収録楽曲
Antithese

thead | tdata1 | tdata2 | tdata3 | ||
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Title | Antithese | ||||
Composer | Blacklolita | ||||
Chart Designer | chaos//engine | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 2 | 5 | 8 | ||
Constant | 2.0 | 5.0 | 8.8 | ||
Notes | 845 | 826 | 877 | ||
Length | 2:24 | ||||
BPM | 172 | ||||
Pack | Absolute Reason | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.2.0.0 (19/03/21) | ||||
Artwork | 釜飯轟々丸 + Khronetic |
このパックの中で唯一頭がおかしくない譜面。
ただ、アークノートがよく登場するため、アークノートに慣れていないArcaeaをプレイし始めたばかりのようなプレイヤーだと難しく感じるかもしれない。
サビ前では、高さが中途半端な位置で流れてくるアークノートがあるため、しっかり位置を確認しないと抜けやすい。
それでも難所と言えるような箇所もなく、音に忠実な配置ばかりのため苦戦はしないだろう。
Black Territory

thead | tdata1 | tdata2 | tdata3 | ||
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Title | Black Territory | ||||
Composer | DJ Myosuke | ||||
Chart Designer | NitroNukeδ | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 3 | 7 | 9+ | ||
Constant | 3.0 | 7.5 | 9.7 | ||
Notes | 627 | 785 | 1195 | ||
Length | 2:23 | ||||
BPM | 200 | ||||
Pack | Absolute Reason | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.2.0.0 (19/03/21) | ||||
Artwork | トロ3 |
問題児1
このパック1つ目の問題児。
2曲目から問題児が登場する時点で、このパックのイカレ具合が伝わってくる。
「Black Territory」は、他に似たような譜面が存在しないくらいに独特な作りの譜面をしていて、とにかく認識難がひどい。
個人差はあるが、人によっては9+最難関にもなりうる。
初見プレイ時は「やべぇのが出てきたな」と感じつつ、「こんな譜面も作れるのか」とArcaeaの底の見えないポテンシャルに驚かされた。
譜面の傾向
サビをはじめ、曲のほとんどを占める認識難地帯では、アークとスカイとフロアが飛び交う。
過去に類のない配置がされていて、ほとんどのプレイヤーは初見で譜面を理解するのは難しい。
特に後半のサビでは密度がマシマシであり、そこだけは難易度10かそれ以上のレベルのものが降ってくる。
攻略するには、譜面をしっかり理解することと、何度もプレイして慣れる必要がある。
ただ、配置は音に忠実であるため、配置を理解しつつリズムに乗れれば取りやすくなる。
キックの音をしっかり聞くなど、リズムを意識してプレイすればクリアに近づけるだろう。
中盤では、そろそろ休憩できるかなと思わせておきながらdropdeadを思い出させるアークノートの交差が登場。
さらに交差させたまま上下左右に動き始めたりと、プレイヤーをいたぶってくる始末。
譜面製作者はプレイヤーを苦しめることに快感を覚えてきたのかもしれない。
ちなみに最悪なことに、この交差は曲の終わりにも登場するので本当に容赦がない。
認識難であることに注目が集まるが、そうでない地帯も普通に難しめ。
サビ直前のトリル、大きく動いて抜けやすいアークノートなど気が抜けない場面ばかりなので、休憩地帯は無いと思ったほうがいい。
Corruption

thead | tdata1 | tdata2 | tdata3 | ||
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Title | Corruption | ||||
Composer | 3R2 | ||||
Chart Designer | ₸öα$†ε₹ | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 3 | 6 | 9+ | ||
Constant | 3.0 | 6.5 | 9.9 | ||
Notes | 664 | 847 | 1293 | ||
Length | 2:31 | ||||
BPM | 170 | ||||
Pack | Absolute Reason | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.2.0.0 (19/03/21) | ||||
Artwork | BerryVerrine |
問題児2
先ほど紹介した「Black Territory」と同様、こちらも過去にない譜面になっていて、Arcaeaに収録されている中でも断トツでアークノート特化譜面。
初見プレイ時は「やべぇのが出てきたな(2回目)」と感じたし、きっとみんなそう。
当然だが、アークノートが苦手だと最初から最後まで地獄と化すため、個人差が大きく出る譜面でもある。
Present難度でも、まるでFutureかと思うくらいにアークノートが動くので、Future難度をプレイし慣れていないと度肝を抜かれるかもしれない。
ただ、比較的スコアは出しやすいのでBlack Territoryよりは稼ぎやすい。
スコアを気にせずただプレイするだけならすごく楽しいので、無心で選曲しちゃう。
譜面の傾向
やはり最大の特徴でもあるアークノートが鬼門。
序盤から大きく回転したりうねうねしたりと、過去最大級に動き回るアークノートがプレイヤーを翻弄してくる。
また、嫌らしい交差も当然のように何度も登場し、その状態で上下左右に大きく動かされるため非常に抜けやすい。
正直、アークノートが苦手だとどうしようもない。
サビでもアークノートが猛威を振るうのだが、嫌らしい配置のせいで画面が手で隠れやすくなっているので注意。
「アークノートで殺してやろう」という強い意志を感じる。
1回目のアークノート地帯が終わった後に登場する同時押し地帯も、実はかなり難しい。
譜面通りに叩こうと思うとすると難所であるが、8分同時押しの連続だと認識してノーツのない箇所もすべて叩くか、もしくは4本指を使うようにすると一気に楽になる。
曲の終わりで画面右側に登場する最後のノートである青アークは、指を離さないまま直前の赤アークを取った手で取ると必ず抜ける。
この譜面だけの嫌らしい謎仕様。
一度指を離すか、別の指を使って拾うようにすれば問題ない。
Vicious Heroism

thead | tdata1 | tdata2 | tdata3 | ||
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Title | Vicious Heroism | ||||
Composer | Kobaryo | ||||
Chart Designer | Nitro vanquish Toaster. | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 4 | 7 | 10 | ||
Constant | 4.0 | 7.5 | 10.0 | ||
Notes | 430 | 756 | 1150 | ||
Length | 2:25 | ||||
BPM | 256 | ||||
Pack | Absolute Reason | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.2.0.0 (19/03/21) | ||||
Artwork | 吠L |
問題児3
このパックの問題児No.3。
Vicious Labyrinthパックに収録されている「妖艶魔女 -trappola bewitching-」や、Memory Archiveに収録されている「Modelista」に続き、3曲目の譜面定数10.0を持って登場。
実装時難易度9だったが「9+に行け」とよく言われており、Ver3.0の大型アップデートによる難易度改訂により難易度10(旧9+相当)に昇格した。
Black Territoryは「認識難」、Corruptionは「アークノート特化」だったが、Vicious Heroismは「高速・高密度」でプレイヤーを殺しに来る譜面になっている。
譜面の傾向
BPM256という高速かつ高密度でノーツが配置されており、終始忙しいプレイングが要求される。
また、認識難な箇所も多々存在するため、その速度もあいまって配置を見極めるのが難しい。
序盤のフロアノーツとスカイノーツの連打地帯ではスカイの高さが変化するため、しっかり位置を見定めないと抜けやすい。
そのうち連打の中に同時押しが加わってくるのだが、高速で流れてくるその地帯をすべて叩くには地力が必要になる。
難しすぎると感じる場合は別の曲で力をつけてから戻ってくるのがオススメ。
難関かつ問題なのはラスサビ(1:45~)。
今までと比べてノーツの密度が一気に上がり、物量がマシマシ。
アークノートも激しく動き、同時押しのラッシュが鬼のように迫ってくるため、速度に追いつけないとゲージが一気に減っていく。
その高密度・物量のままラストまで駆け抜けるため、休憩地帯は用意されていない。
さらに最大の認識難なのは、X型のスカイノートの群体(1:26~)。
リズムが取りずらいことも合わさってfarが出やすく、PM狙いの場合は難所としてプレイヤーに立ちはだかる。
ただ、曲中に16分が登場しなかったりと、全体的な配置は意外と複雑ではないことに気づく。
比較的単純であることがわわかると、BPM256という速度に対応できるかどうかが攻略の大きな鍵になってくるだろう。
Cyaegha

thead | tdata1 | tdata2 | tdata3 | ||
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Title | Cyaegha | ||||
Composer | USAO | ||||
Chart Designer | 夜浪、旧支配者 | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 5 | 8 | 10+ | ||
Constant | 5.5 | 8.4 | 10.8 | ||
Notes | 760 | 984 | 1368 | ||
Length | 2:27 | ||||
BPM | 200 | ||||
Pack | Absolute Reason | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.2.0.0 (19/03/21) | ||||
Artwork | シエラ |
問題のラスボス
タイトルの読みは「シアエガ」。
シアエガ(Cyaegha)は、クトゥルフ神話などに登場する架空の神性で、旧支配者。
wikipedia より
何世紀もの間眠り続けている旧支配者で、目覚めるとシアエガの復讐が始まる。外見の特徴は1つの緑色の目玉が中央にある巨大な黒い触手の塊。洞窟と暗黒の神。
譜面定数が10.8であり、難易度10+のなかでもかなり強い。
印象的なのは「同時押しのラッシュ」が終始登場すること。
数回のプレイで体力が持っていかれるほどに忙しく、腕がもげそうになる感覚に襲われるかもしれない。
しかし、楽曲も最高にエモくてかっこよすぎるため、叩けるのであればノリにノレまくる神譜面と化す。
リズムに、楽曲にノってプレイできたときのCyaeghaは、本当に楽しくて最高としか言えない。
譜面の傾向
実は、前半に登場する同時押しラッシュが最大の難所。
もちろん後半も十分難しいのだが、大抵のプレイヤーはここで詰み絶望する。
BPM200という高速のなか容赦なく連続で降り注ぐ同時押しの嵐は、多くのプレイヤーを苦しめ、指に物理的なダメージを与えてくる。
指が追い付かなくてまともにプレイできないのはもちろん、認識難な箇所も多々あるため、その美しい楽曲の音色ですら「今からお前をを殺すぞ」というレクイエムに聞こえてくるだろう。
前半ほどではないが、サビ(2:02~)でも同時押しラッシュが続き、しかも左右に大きく振られる配置で嫌らしさも増している。
後半は体力切れに陥りやすいため、持久力も必要になるだろう。
もう一つの難所はサビ前の認識難地帯(1:52~)。
認識難だけでなく高速で密度もあるため混乱しやすい。
速度に対応しつつ配置を見切る必要があるが、実は叩けるとすごく楽しい箇所なので練習する価値は大。
さらに全体的にアークノートもしっかり難しくなっており、片手拘束からの逆手でフロアを叩かせる地帯や、交差したまま上下に動かされる地帯など、終始気を抜けない箇所ばかり。
10+の貫録を見せつけられる譜面である。
関連パートナー
サヤ

item | data | frag | frag_value | step | over | over-st | |||||
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解禁方法 | 「Absolute Reason」パックの購入 ワールドモード(Chapter 4)での解禁 | ||||||||||
Type | バランス | ||||||||||
Lv20 | FRAG | 85 | STEP | 90 | OVER | 95 | |||||
Skill | (Lv.8で解放)想起率増減の割合が上昇する FAR判定の際、想起率は上がらない | ||||||||||
Illustrator | シエラ | ||||||||||
Version | 2.0.0(19/03/21) |
Absolute Reasonパックを購入すると解放されるマップで入手できる。
ステータスは高めであるが、他のパートナーたちと比較してしまうと少々見劣りする。
ただ、そのビジュアルから人気が高いため、今後覚醒に対応することが期待できる。
実は、初登場したのはパートナーとして実装される半年前で、Memory Archiveの楽曲「Alexandrite」のアートワーク画像に描かれていた。

アートワークに描かれているキャラクターを「新キャラとして実装してほしい」という声も多かったため、パートナー化が実現したのかもしれない。