Arcaeaをプレイしているプレイヤーのほとんどが苦しめられてきた楽曲「Axium Crisis」
クセの強いその譜面を苦手としている人も多く「害悪シウム」と呼ばれることもあるが、その楽曲は非常に美しい。
「譜面は嫌いだが、曲は好き」という人も多いだろう。
この記事では、Arcaeaの中でも非常に高難易度であるAxium Crisisを紹介する。
Axium Crisisとは

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Title | Axium Crisis | ||||
Composer | ak+q | ||||
Chart Designer | The Monolith | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 5 | 8 | 10+ | ||
Constant | 5.5 | 8.5 | 10.9 | ||
Notes | 685 | 1065 | 1094 | ||
Length | 2:31 | ||||
BPM | 170 | ||||
Pack | Vicious Labyrinth | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.1.5.0 (17/11/03) | ||||
Artwork | シエラ |
Axium Crisisは、音楽ゲームArcaeaで初登場した楽曲。
有料パック「Vicious Labyrinth」に収録されている。
読みは「アクシウムクライシス」で、コンポーザーはak+q氏。Arcaeaに収録されている楽曲には1~10の難易度があるが(9と10の間に9+がある)、Axium Crisisは9+という高難易度に位置している楽曲だ。
Ver3.0の大型アップデートですべての曲の難易度が見直された結果、10+に昇格した。
Axium CrisisはArcaeaの中でも非常にクセの強い譜面になっており、多くのプレイヤーの魂を砕き絶望に追いやっている。
この記事を執筆時、筆者はArcaeaをプレイし始めて約11か月目くらいであるが、先日Axium CrisisのFuture譜面でEXを達成できた。
初プレイ時は絶望を味わったが、EXを達成したときは思わず声がでて喜んだものである。
何度もプレイして何度も打ちのめされた楽曲で、高スコアを叩き出せた時の快感はものすごく大きい。
多くのプレイヤーをイライラさせる高難易度譜面
Axium Crisisは、Arcaeaに収録されている難易度9+の楽曲のなかでも、最難関の1つに数えられることがあるほどの高難易度を誇る。
そのため、同じVicious Labyrinthパックに収録されている「Conflict」を余裕でクリアできたとしても、この曲でフルボッコにされる人は多いだろう。
筆者も、初プレイ時は「こんなん一生クリアできん」とうなだれた記憶がある。
Axium Crisisの譜面の最大の特徴は、手を交差させる配置が何度も登場し、叩きづらい態勢を長時間強いられることだろう。
手を交差させるというだけで叩きずらくプレイしずらいのに、さらに手や腕の角度によっては画面が隠れて見えなくなり、それだけでミスにつながる。
「どうしたら画面を隠さずにノーツをとれるのか」と、手や腕の角度や位置を研究したプレイヤーも多いかもしれない。
「譜面は見切れる、でも全然叩けない」という状態に陥りやすく、非常にイライラさせられる嫌らしい配置になっている。
それだけでなく、左右交互に叩かせる16分のトリルが連続で登場するのも、Axium Crisisの難所の1つだ。
ただ、交互に押せばいいと分かっていても、指が動かなかったり追い付かないことが多く、毎回筆者を苦しめた。
また、開幕とラストに登場する、譜面が超低速になるギミックは今までになく、多くの音ゲープレイヤーは初見時に驚かされただろう。
「この演出が好き」という人も割といそうである。
しかし、世界には”ゴリラ”と呼ばれる音ゲーの猛者がたくさんいるみたいで、こんな高難易度なAxium Crisisも、親指でPMを達成している人も現れている。
まじかよ…
Grievous Ladyを解禁するためにひたすらプレイする
多くの音ゲープレイヤーを苦しめ絶望に追いやっているAxium Crisisだが、音ゲーマーがそんな楽曲を何度もプレイしているのには理由がある。
それは、Arcaeaのラスボス曲と言われる「Grievous Lady(以下GL)」を解禁するためだ。
>>【Arcaea】Grievous Ladyの解禁方法をわかりやすく解説
GLをプレイするためには解禁作業が必要になるのだが、(一部のゴリラを除き)解禁作業でAxium Crisisを何度もプレイする必要がでてくる。
「GLをプレイしたいからArcaea始めました!」という人も多い中、それを阻む最大の壁であるAxium Crisisは「害悪シウム」という名称でも、忌み嫌われている親しまれている。
曲はめちゃくちゃキレイで美しい
プレイヤーに意味不明な絶望ダメージを与えるAxium Crisisの譜面のインパクトが強いため忘れられがちだが、曲に意識を向けると、その楽曲は儚さをも感じさせる非常に美しい曲であることに気付けるだろう。
Axium Crisisは。ヴァイオリンとピアノの旋律がどこか物憂げであり、絶望感も感じさせる。
しかし、アートワークの縛られている対立を見た後だと、束縛されている状況に抗おうとするような抵抗力のようなものも曲から感じることができて、「絶望から抜け出そうとする物語」を筆者は勝手に思い描いたりしてしまう。
Axium Crisisは、筆者の想像力を刺激してしまうような、Arcaeaの中でも特に好きな楽曲である。