台湾のゲーム企業「Rayark」が開発したCytusとCytusⅡ。
音ゲーを始めようと思っている人の中には、この2作品どちらを選んだらいいのか悩んでいる人は多いかもしれない。
この記事では、CytusとCytusⅡの違いや、それぞれの魅力などを比較しつつ紹介する。
最後まで読んでいただければ、どちらを購入するか判断するヒントが得られるだろう。
筆者のおすすめはCytusⅡ
それぞれの違いを比較するまえに、筆者の結論を先に紹介。
CytusとCytusⅡのどちらをおすすめするかは、人によって違ってくることは承知の上で、それでもおすすめするのはCytusⅡである。
経験談になるが、筆者が最初に購入したのはCytusだった。
しかし、あまりプレイしないまま一月ほどが経過。
その後、ずっと気になっていたのでⅡのほうを購入したところ、こっちは非常に楽しくプレイできた。
筆者はグラフィックやインターフェースがキレイなものに魅力を強く感じるので、Ⅱが合っていたのだと思う。
また、CytusⅡにはオリジナルのストーリーが用意されており、音ゲーだけでなくその物語もCytusⅡの大きなウェイトを占めている。
アニメやラノベといった作品が好きな人にとっても、CytusⅡの物語はとても楽しめると思う。
じゃあ無印のCytusは楽しめていないのかというと、そういうわけではない。
CytusⅡをしばらくプレイし、その操作性やゲームシステムにも慣れたためか、無印のCytusを再びプレイしたときに、最初は気づかなかったその魅力や楽しさを体験できた。
ただ、とっつきやすさはCytusⅡのほうが上だと感じたため、おすすめをCytusⅡとしている。
CytusとCytusⅡの違い
ここからは、CytusとCytusⅡの違いはもちろん、それぞれの特徴や魅力を紹介していく。
項目 | Cytus | Cytus2 |
---|---|---|
アイコン | ![]() | ![]() |
本体価格 | 250円 | 250円 |
無料曲数 | 149 | 90 |
有料曲数 | 61 | 195 |
総楽曲数 | 210 | 285 |
課金コンテンツ総額 | 4,080 | 16,200 |
CytusⅡはアップデートにより、曲数や総課金額が増加することに留意。
一方Cytusは更新を停止しているため、今後アップデートがくる予定はないと思われる。
Cytusの魅力

- スマホ音ゲー界ではかなり有名な作品で、根強い人気がある
- 無料曲数が多い
- 解禁作業が必要な曲が存在せず、インストール直後から全曲・全難易度がプレイ可能
まず、無料曲が多いのは魅力だ。
他の音ゲータイトルの無料曲は40~60程度が一般的だが、Cytusは149曲と圧倒的に多い。
さらに、それらすべて解禁作業が必要なく、全難易度をすぐにプレイできるため、音ゲーが得意な人でも最初からやりごたえのある譜面に挑戦できる。
課金もせず、本体価格の250円でこれだけプレイできるのは、最強にコスパがいいと言えるだろう。
また、Cytus自体、スマホ音ゲー界ではめちゃくちゃ有名なタイトルであり、「FREEDOM DiVE↓」や「Entrance」などの有名曲を多数輩出している。
Cytusはスマホ音ゲー界に名前を残す名作であるため、音ゲーが好きな人なら一度はプレイしておきたい作品といえる。
Cytusのマイナスポイント
Cytusでは導線が用意されていないため、音ゲーにあまり触れていない人だと、最初に何をしたらいいのかわからない可能性がある。
基本的には、好きな曲を好きなだけプレイしてハイスコアを狙っていくのがおすすめだ。
ただ、最初から選べる曲数が多いため、好きな曲を見つけるのも大変かもしれないが。
「全曲フルコンを達成する」「スコア○○以上を狙う」などの目標を自分で用意してプレイしていく必要がある。
また、アプリの更新は停止されているため、新曲の追加などのアップデートは期待できない。
CytusⅡの魅力

- 前作Cytusをプレイしていなくても問題なく楽しめる
- 250円とは思えない圧倒的なクオリティ
- ノベルゲームのような重厚なストーリー
Cytusと比較すると劣るが、CytusⅡもVer3.0の時点で無料曲の数は90曲あり、十分多いと言える。
さらに、アップデートによってまだまだ無料曲が追加されていくだろう。
CytusⅡの最大の特徴の1つは、ゲーム内で展開される重厚なストーリー。
このストーリーは、前作Cytusと時系列がつながっているが、Cytusをプレイしていなくとも楽しめるようになっている。
ストーリーはイラストやムービー、SEなどが豊富に利用されながら展開され、内容がとても濃い。
ノベルゲームやアニメが好きな人は確実に楽しめるだろう。
また、スマホゲーとは思えないほどの圧倒的なクオリティの高さも見逃せない。
アプリを起動するとOPムービーが流れるが、それを見ればCytusⅡのポテンシャルの高さを感じることができるはずだ。
また、課金コンテンツは価格が高めに感じるかもしれないが、計算すると、1曲当たりの単価は他の音ゲーと同等か、安く設定されていることがわかる。
>>【CytusⅡ】フル課金すると総額いくらになるのか
「CytusⅡが楽しめるようであれば、Cytusもプレイしてみる」というのが筆者のおすすめだ。
CytusⅡのマイナスポイント
最大のネックとなるのが、キャラクターのレベルを上げるシステムだろう。
楽曲をプレイするとキャラクターに経験値が入り、レベルが上がるとプレイできる楽曲が解禁される仕組みになっている。
また、キャラクターのレベルがあがることでストーリーも展開されるため、レベル上げは避けては通れない道になる。
さらに、特定のキャラクターたちのレベルを一定に上げる必要に迫られる場面もあり、好きでもない曲をプレイしなくてはいけないことも出てくるだろう。
ストーリーに興味がない人には、レベル上げの作業はしんどく感じるかもしれない。
もう1つのマイナスポイントは、課金コンテンツであるキャラクターの購入の際に、収録されている楽曲が視聴できない点。
キャラクターを購入すると、そのキャラクターを中心に展開されるストーリーと、楽曲10~17曲ほどが手に入る。
しかし、楽曲の視聴ができないため、どんな曲が収録されているのか知るためにはYoutubeなどで調べる必要がある。