「dropdead」とはArcaeaに収録されている楽曲のひとつ。
他の楽曲と同じように、さらっと実装されたが、その中身は非常におぞましくインパクトがあり多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
前情報なしでプレイするdropdeadは、その詐称っぷりで、プレイヤーに意味不明の大ダメージを与える。
「dropdeadを購入したものの、他の楽曲にすればよかった」と打ちひしがれるユーザーも少なくない。
譜面のインパクトの強さは他に類を見ないものになっているため、ダメージと衝撃を味わいたいのであればプレイしてみるのがおすすめだ。
この記事では、そんな罪深い楽曲dropdeadを紹介する。
dropdeadとは

thead | tdata1 | tdata2 | tdata3 | ||
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Title | dropdead | ||||
Composer | Frums | ||||
Chart Designer | [Past] -chartaesthesia- LIMITER:10% [Present] -chartaesthesia- LIMITER:100% [Future] -chartaesthesia- LIMITER:25% (OVERDRIVE:+100%) | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 1 | 9 | 8 | ||
Constant | 1.5 | 9.5 | 9.1 | ||
Notes | 44 | 1323 | 823 | ||
Length | 2:17 | ||||
BPM | 50 | ||||
Pack | Memory Archive | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.1.7.2 (18/08/13) | ||||
Artwork | Hanamori Hiro |
音楽ゲームArcaeaで初登場した楽曲。
パックではなく1曲単位で購入することのできる「Memory Archive」に収録されている。
読みは「どろっぷでっど」で作曲家はFrums氏。
音ゲー界ではまだあまり有名ではないが、Arcaeaユーザーで知らない人はまずいないであろう楽曲である。
Arcaeaと聞くとGrievous LadyとかFracture Rayがラスボス曲として一般的に有名であるが、筆者はdropdeadがArcaeaの隠しボスだと思っている。
dropdeadを直訳すると「死んでしまえ」とか「くたばれ」という意味になるが、そのタイトルに偽りなく、譜面はプレイヤーを殺しにくるものになっている。
BPM50は嘘
dropdeadをプレイしようとすると、まずBPM50というあまりにも小さい数字に驚く。
あまりに遅い譜面を追加するためか、dropdeadの追加と同時に、設定できるノーツ速度の上限が5から6に上昇するアップデートも行われた。
「低速譜面なのか…ノーツ速度上げておこうかな。運営も速度上限をあげてくれたし。」とハイスピをいじってしまったら、あなたは終わりだ。
なぜなら、Future難易度では、曲の途中で速度が変化しBPM250程度まで”一気”に加速するのだ。
ソフランもいいとこである。
Present難易度に至っては「BPM50なにそれおいしいの」状態であり、最初から最後までBPM250程度の高速でプレイすることになるので、もはやBPM詐欺である。
また、曲のほとんどが15/16拍子という、訳のわからない変拍子であり、全体的にリズム難でもある点が憎たらしい。
Presentが圧倒的詐称譜面
Arcaeaでは1~10の難易度が用意されている(9と10の間に9+がある)
そして各楽曲ごとに3つの難易度が用意されていて、下からPast、Present、Futureという表記になっている。
dropdeadのFuture譜面の難易度は8である。
Futureの8難易度は比較的簡単な部類なので、「8か、きっと癒し譜面だろう。今は購入しなくてもいいな」と思う人も多いと思われる。
しかし、よく観察すると気が付いてしまう。
Present難易度が9になっている異常に。
FutureよりPresentのほうが難易度が高く設定されている楽曲の登場はdropdeadが初で、Ver2.4.3の時点では唯一の楽曲でもある。
この時点で「この曲なんかやばいぞ」と気づく人が出てくる。
それに気が付くと、やはり気になるものでPresentをプレイすることになるだろう。
Presentは難易度9で譜面定数は9.5だ。
譜面定数9.5というのは、音ゲービギナーには難しいが、そこそこプレイしている人なら問題なくスコアが出せるような難易度である。
今までの情報や数字だけ見ると「BPM50は詐欺で実際は高速譜面だから、それを知っていれば9.5なら対応できそうだ」と余裕しゃくしゃくに感じるかもしれない。
そんなあなたは終わりである。
Present譜面の最大の罪特徴の1つは、逆手で取らせるアークノート地帯がやたら長い点。
手を交差して片手でタップを捌かせるその配置は、もはや嫌がらせ。
しかもその配置は2度登場し、長時間続くため、プレイしていて「ふざけるな」と温厚な筆者もさすがにキレる。
アークノートは手を放してしまうと即Miss判定が出るため基本的に持ち替えは不可なのだが、判定を切らさずにアークを持ち替えられるポイントを発見した人が登場。
「素直に逆手でとるよりも、持ち替えを練習したほうがいい」という案が登場する始末。
そして恐ろしいのはアークノートだけでなく、鍵盤もやばい。
高速のトリルが連続して登場し、中には32分の乱打も含まれる。
BPM詐欺だけでなく、難易度9表記も許せない。
もはや9+。
Futureもやばい
Future譜面の難易度は8。
ここまで読んでくれた読者の方なら、薄々気付いているかもしれないが、Futureも詐称である。
確実に難易度8の範疇に収まっていない譜面だ。
先ほど紹介した通り曲中でBPMが変わるので、高速パートと低速パートに分かれている。
そのため「低速だからハイスピあげよう」などと安易に速度を上げてしまうと、少々苦しい展開になるだろう。
ただ、慈悲の心が残っていたのか高速パートでは難しい配置が降ってこないため、低速対策で速度を上げてプレイするのはありっちゃあり。
Future譜面が詐称なのは、ソフラン要素のためだけではない。
低速地帯で登場する配置は、めちゃくちゃ認識難であり、かつリズム難、脳トレ譜面となっていてあらゆる手段でプレイヤーを殺しに来る。
明らかに難易度8ではなく、9の上位譜面の様相を呈している。
Pastだって普通じゃない
いままで嘘だったBPM50が、Past譜面ではようやく仕事をする。
そのため、最高速度に設定していても、信じられないくらい遅い譜面で変な笑いが出てくる。
また、ノーツ数が史上最少の44しかなく、1ノートの配点が22万点。
そして登場するロングノートは、その見た目の長さに反し判定が1か所しかなく、もはやロングではない。
サンサイノムスコ
空耳が有名だったり、じゃなかったりする。