2020年夏リリース予定のiOS/Android用の新作音楽ゲーム「Rotaeno(ロテーノ)」のテストプレイに参加させていただけることに。
そこで今回は、みんなよりも一足早くプレイしてみた感想やレビューを紹介。
かなり面白くてみんなにオススメできるゲームだと感じたので、まだRotaenoを知らない人もこの先を読み進めてどんなゲームなのかチェックすべし!
Rotaeno公式サイトはこちら
Rotaeno(ロテーノ)とは

世界初の回る系新感覚音ゲー
「Rotaeno」は、Dream Engine Gamesが開発し、X.D. Networkより2020年夏リリース予定の音楽ゲーム。
「Rotaeno」は、回転と音楽を意味する造語であり、読みは「ロテーノ」。※運営に確認済み
X.D. Networkは音楽ゲーム「Muse Dash」もリリースしている会社なのだが、中国ではよく知られているゲームの配信プラットフォーム「TapTap」も運営しており、「巨大ゲーム企業」として名を轟かせている。
日本では「ラグナロクオンラインのスマホ版」を作っている会社として有名なので、そちらで知っている人も多いかもしれない。
「Rotaeno」は新しく音ゲーを始めるようなビギナーから筋金入りの玄人プレイヤーまで、すべての人が楽しめるようにと開発されている。
また、タブレットよりもスマホプレイヤー、特に親指プレイヤー向けに設計されているゲームである点も見逃せない特徴だ。
最大の特徴は『回転』
「Rotaeno」の最大の特徴ともいえるのが、ずばり『回転』。
今までのモバイル音楽ゲームのようにタップやスライド、フリックといったノーツが登場するだけでなく、端末を回転させる動作を世界で初めて搭載している。
そのため、今までのモバイル音楽ゲームよりも、よりアーケードに近いゲーム体験を可能にしており、全身でビートを感じやすくなっているはずだ。
遊んでみたら超面白かった
百聞は一見にしかず。 プレイ動画を見てみれば、面白さの片鱗を味わえるはず。
『Rotaeno プレイ動画』https://t.co/Do3v5ID20q(VIP) Lv10 – iPad Pro 10.5
— Eiter | アイテルハック (@eiterhexe) August 17, 2020
iPadでもプレイできるけど、撮影が難しすぎる。ちょくちょく上が見切れるの許して。#Rotaeno #回る系新感覚音ゲー pic.twitter.com/xyVdmjtZCB
プレイしてみてまず感じたのが、Rotaenoの最大の特徴でもある『回転』が、すごく面白いということ。
まずは思い出してみてほしい、マリオカートのようなレースゲームをプレイした時を。
「大きなカーブを曲がるときに、自分もつられて体が傾いてしまう」という経験をしたことがある人は多いはず。
Rotaenoもまさにあんな感じで、画面の回転に合わせて頭や体が傾いてしまったりして、指だけでなく体を大きく使いながらゲームをプレイしている感覚に陥る。
今までのモバイルリズムゲームをプレイする際は指や腕にばかり意識を向けていたが、Rotaenoは全く違うのだ。
プロデューサーChris氏が目指した通り、Rotaenoはモバイルゲームでありながらも、よりアーケードに近い今までにないゲームになってプレイヤーの前に登場した。
Rotaenoは間違いなく、今までのモバイルリズムゲームとはまったく異なる唯一無二の新感覚をプレイヤーに提供してくれる。
しかも、収録されている楽曲もRotaenoの世界観にマッチしていて魅力的なものばかりで、この調子だと今後追加される楽曲もかなり期待できそう。
「回転」という新感覚だけでなくプレイしていて楽しい楽曲も豊富で、Rotaenoはかなりおすすめの音ゲーである。
タブレットでもプレイ可能

プロデューサーChris氏は「リングフィット アドベンチャーを買えなかった人は、Rotaenoをタブレットでプレイするといい」なんて冗談を言っていた。
確かにタブレットは重いので、「持ち上げて回転させて~」を続けていると腕に疲労が溜まってくるのを感じる。
わたしは10.5インチサイズのタブレットを使用していたが、タブレットでプレイするならiPad miniとか、小さくて軽いものを用意したい感じはある。
とはいえ、先ほど紹介した動画にも登場したように、現在は10.5インチタブレットでプレイ中。
- スマホで動画を撮影したい
- スマホでのプレイに慣れていない
- タブレットでも案外いけたため
タブレットでプレイしていくことに決めたのは、動画撮影用のカメラに普段スマホを使用していて、スマホでゲームするとカメラがなくなっちゃうから。
あとは単純に、スマホでゲームをプレイし慣れていないこと。
唯一タブレットがスマホより優れている部分があるとすれば、回転動作が大きくなって面白さがUPすること。
小さなスマホを回転させるより、大きなタブレットを回転させるほうが車のハンドルを握っているみたいで面白かった。
ただ、結構疲れる。
基本的にスマホでのプレイ推奨
Rotaenoはタブレットではなくスマホユーザー向けに設計されたゲームなので、もちろんスマホでもプレイしてみた。
- 長時間プレイでも疲れにくい
- 指の移動が少なくて楽
- 振動をONにすると楽しさ2倍
タブレットと比較して疲れにくく画面全体に指が届きやすいのは説明不要だろう。
重要なのは「振動」である。
オプションで振動のON/OFFや強さを設定できるのだが、振動ありでプレイしたときにノーツを叩いた衝撃が体に伝わってくるのがすごく良かった。
スマホをしっかり握っているから、その振動がしっかり手に伝わってきて音楽にノリやすい。
タブレットは振動しないので、スマホのプレイ感は味わえないのが惜しい。
Rotaenoは最初からスマホユーザー、特に親指プレイヤー向けに設計されたゲームなので、特別な理由がなければスマホでのプレイを推奨。
もちろん振動をONにしよう。
ゲームのシステムについて
ここからは簡単にだが、Rotaenoのゲームシステムについて紹介していく。
ここで紹介した項目は、リリース時に変更・削除される場合もある点に注意。
充実した各種設定

音声遅延補正(オフセット)の調整ももちろん行える。
テストプレイ時には1つしか設定できなかったが、ワイヤレス用と有線用の2つをデフォルトで用意する予定らしい。
ヒット音はいわゆるタップ音だが、音量だけでなく種類も選択できる。
テストプレイ時にはAとBの2種から選択できたが、今後増えていくかもしれない。
ヒット音なしでプレイすることも可能。

ゲームプレイ中の背景の明るさも自由に設定可能なので、明るすぎてノーツが見えないとか、そういう事態は回避できる。
色覚異常の人のためのモードや、端末の角度が水平に近くなると表示されるアナウンスをOFFにしたりと、細かく設定が可能だ。

また、スマートフォンの場合はここで「振動」の項目が表示され調整することが可能。
スマホの振動はかなり魅力的で面白さUPに貢献していたので、タブレットも震えてほしかった。

流れてくるノーツの見た目やサイズを変更できる。
見た目に関しては、テストプレイの段階ですでに5種類が用意されていたし、今後も増えるかもしれない。
ゲームをプレイ中に3D酔いが発生してしまう場合には、プレイモードを2Dに変更することでプレイしやすくなる配慮もされている。

ゲーム開始時にはチュートリアルが発生するが、好きな時に見返すことが可能。
回転の感度設定は開発中には用意されていたらしいが、現在は削除されている。
回転感度を上げてプレイすると、少ない回転でも操作できてしまいRotaenoの最大の魅力でもある『回転』が生かされなくなってしまう。
また、大きく回転させることを想定してノーツも配置されているため、より楽しいプレイを体験してもらうため設定は削除された。
ちなみに、今後のアップデートでは180度や360度回転させるような配置が登場する領域に到達するらしい。
収録曲や難易度

テストプレイ時には14曲が収録されていたが、収録曲数は30以上という記述を見つけたので、リリース時には増えているんじゃないかなと思っている。
Rotaenoの主題歌という立ち位置の「The Promised Land – Iris feat. LynH」という曲や、Rotaenoオリジナル楽曲も多数収録。
テストプレイで遊べた14曲はどれも魅力的で、Rotaenoの世界観にマッチしているように感じた。
特に気に入った曲は、先ほど上で動画を紹介したK.Moe(VIP)とSnow Magicである。
何度もプレイしすぎたので、筋肉痛になってしまいそうだ。
今後追加される楽曲が楽しみで、ゲームがリリースされていないのにすでにワクワクしている。
また、楽曲をプレイするとプレイヤーレベルが上昇していき、レベルに応じて新たに楽曲が解禁されプレイが可能になる。
「レベルを上げるだけ」というシンプルな解禁システムになっており、ビギナーの人でもわかりやすい作りに。
難易度は全部で4つ用意されているが、簡単な難易度でも回転要素は登場するので、難しい難易度をプレイできなくても楽しめる。
楽曲の最高難易度は解禁作業が必要になり、一つ下の難易度をクリアする必要がある。
オフラインでプレイ可能

基本的にオフラインでのプレイが可能なので、インターネットに接続できない環境でも問題なく遊べる。
クラウドにデータを保存する際や、楽曲のパッケージの購入時など特定の状況でのみインターネット接続が必要になる。
ランキング・フレンド機能
ランキング機能は数々のリズムゲームに搭載されているためおなじみ。
テストプレイ時にはフレンド機能が用意されていないが、アップデートで追加される予定らしい。
バッヂ(実績)システム

プレイ中に特定の条件を満たすことで、バッジを手に入れることができる。
獲得したバッジはプロフィール画面に設定でき、プロフィールカードやランキングでの表示に反映される。
テストプレイ時には全部で27個だが、まだまだ増えていきそうだ。
Rotaeno開発チームについて
「Rotaeno」のプロデューサーであるChris氏は、アーケードゲームに負けないような革新的で爽快な音楽ゲームをモバイルプラットフォームで制作することを決意。
1年以上の試行錯誤のすえ、ようやく「Rotaeno」の核となるひな形が完成。
元々はChris氏の個人的な作品だったが徐々に開発メンバーが増えていき、開発中のデモ動画をbilibili(中国のニコニコ動画のようなサイト)で公開したところ予期せず人気が爆発。
その後開発チームの熱も高まり、商用ゲームとして「Rotaeno」をより真剣に開発していくことになった。
現在「Rotaeno」の開発メンバーは世界中の音楽愛好家によって構成されており、モバイルで最も革新的で爽快な音楽ゲームを制作することを目標としている。
まとめ Rotaenoはおすすめ新作音ゲー

Rotaenoの最大の魅力は「回転=新感覚」であるところだと思う。
今までのモバイルリズムゲームでは体験できなかったものを、Rotaenoでは味わうことができる。
指や腕だけでなく、体全体でプレイしている感覚をみんなも体験してみてほしい。
それから、魅力は「新感覚」だけでなく、夢中になれる楽曲、美しいイラスト、可愛いキャラクターなど、数々用意されていた。
これからリズムゲームを始めてプレイする人にも、数々のゲームをプレイしてきた玄人にも、Rotaenoはオススメできる新感覚音ゲー。
リリースされたらみんなプレイしてみよう!