Sheriruthとは音楽ゲームArcaeaに収録されている楽曲のひとつ。
Arcaeaといえばラスボス曲としてGrievous Lady(以下GL)が有名であるが、SheriruthはGLが登場するまでの間、Arcaeaのラスボスとして君臨していた楽曲でもある。
そして、Arcaeaの楽曲のなかで「Sheriruthが一番好き」という人もいるくらい人気のある楽曲でもある。
この記事では、元祖ラスボス曲Sheriruthを紹介する。
Sheriruthとは

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Title | Sheriruth | ||||
Composer | Team Grimoire | ||||
Chart Designer | 夜浪 | ||||
Difficulty | Past | Present | Future | ||
Level | 5 | 7 | 10 | ||
Constant | 5.5 | 7.5 | 10.2 | ||
Notes | 611 | 832 | 1151 | ||
Length | 2:16 | ||||
BPM | 185 | ||||
Pack | Eternal Core | ||||
Side | Conflict(対立) | ||||
Update Version | ver.1.0.8 (17/03/09) | ||||
Artwork | シエラ |
音楽ゲームArcaeaで初登場した楽曲。
有料パックである「Eternal Core」に収録されている。
タイトルの読みは「シェリダー」
「シェリルス」でもなく「シェリラー」でもなく「シェリダー」なので注意。
知らなきゃ絶対読めない。
邪悪の樹(クリフォト)を構成する球体の1つであり、意味は「拒絶」。
ちなみに「クリフォト」は、ユダヤの神秘主義カバラにおける悪の勢力もしくは不均衡な諸力を表す概念である。
wikipediaより
うん、よくわからない。
正しく読めない人が続出する楽曲である。
Arcaea元祖最難関曲
Sheriruthは、Grievous Ladyが登場するまではArcaeaのラスボス曲として君臨していたのをご存じだろうか。
いまでこそ難易度とプレイヤーの実力のインフレが進み、Sheriruthは「簡単な10」などと言われているが、当時は最難関譜面として多くのプレイヤーを苦しめていた。
しかし、Grievous Ladyが登場しラスボスの座を受け渡した今でも、Sheriruthは多くの人から愛されるArcaeaの代表曲として多くのプレイヤーにプレイされている。
神曲神譜面
Sheriruthが多くのArcaeaプレイヤーを魅了している理由の1つは、クライマックス感あふれるその楽曲である。
Arcaeaの最難関曲として登場したが、その曲調はラスボスの風格をしっかり漂わせている。
息をのむほど美しいピアノの旋律はもちろん、後半にコーラスが入ってきて一気に盛り上がるのも鳥肌ものだ。
また、筆者が推したいもう一つのポイントは、プレイしていて最高に楽しい譜面である。
Arcaeaの譜面の最大の特徴は、縦横無尽に動き回るアークノートと呼ばれるノートの存在だと筆者は思っているが、Sheriturhが叩いてて楽しいのはアークノートではなく何度も登場する鍵盤の乱打だ。
乱打を構成するスカイノートとフロアノートは、まるで滝のように降り注ぐ。
しかし、それらはすべて左右交互に叩くことで取れる配置になっているため物量はすごいが非常に叩きやすい。
また、後半に登場するアークノートは、その動きを見極めないと抜けやすく、難易度が高いものになっていて、鍵盤が叩けるだけではクリアできない点もラスボス感を感じる理由なのかもしれない。
他に、初見殺しの譜面停止ギミックもあるが、何度もプレイしていれば障害になる要素ではないだろう。
音ゲービギナーの人には難しくて歯が立たないかもしれないが、叩けるようになると、「Arcaea最高」と言いたくなるような楽しさに気づくことができる。
Sheriruthのフル版
Arcaeaに収録されているSheriruthは再生時間が2:16であるが、再生時間が2:50のフルVersionも存在する。
フルVersionのSheriruthは、Team Grimoire制作のアルバム「Grimoire of darkness」に収録されている。
Grimoireシリーズ、最終章となる本アルバムは、ラスボスバトルをイメージした楽曲が集まっている。
実は逆詐称譜面だった
Arcaeaには1~11まで難易度が用意されていて、9の上に9+、10の上に10+が用意されている。
現在ではSheriruthの難易度は10だが、Ver3.0以前は9+に位置しており、Arcaeaの中で上位に位置している譜面であった。
ただ、実装当初はArcaea最難関曲として多くのプレイヤーを苦しめていたが、難易度とプレイヤーの実力のインフレが進んだ結果、比較的簡単な楽曲として認識されることが多かった。
そして、多くのArcaeaプレイヤーを驚かせたのは、譜面定数の数字である。
システム内部で設定されている譜面の難易度を示す数字。Arcaeraは小数点第一位まで設定されている。詳しくは「【Arcaea】「ポテンシャル」をわかりやすく解説」を参照
当時のSheriruthのFuture譜面の定数は10.6
この10.6という数字は、なんとAxium CrisisやWorld Vanquisherと同じ譜面定数であった。


実際にプレイしたことのある人ならわかるはずだが、SheriruthがAxium CrisisやWorld Vanquisherと同じ難易度の扱いをされているのは納得がいかない。
Axium Crisisは「害悪シウム」と呼ばれるくらい多くのプレイヤーに忌み嫌われている愛されていて、10+最難関候補の1つにも数えられることもある楽曲だ。
World Vanquisherも10+だが、その譜面のインパクトがもの凄く「はやく11に行け」と言われることも少なくない。
この2曲をプレイしてしまうと、Sheriruthが同じ10.6であるのはおかしいと感じるだろう。
Sheriruthの定数が高めなのもあるが、それよりもこの2曲の定数が低すぎる感はある。
そんな2曲と同じ譜面定数を持ちつつも比較的叩きやすいSheriruthは、下がってしまったポテンシャル回復曲としても、多くのプレイヤーによくプレイされていた。
Ver3.0以降は譜面定数が大きく見直され、Axium CrisisとWorld Vanquisherの譜面定数ははともに10.9に上昇している。